春の七草の意味や由来、その覚え方と七草粥の作り方について

七草粥

松の内が7日で終える地域も多いことでしょう。
 
その1月7日は、七草の節句(人日の節句)ですね。
 
知り合いのママさんがお子さんとスーパーに行ったときに、売っている七草の鉢をみて、「これなあに」と質問されたそうです。
 
そこで「七草と言って7日にお粥にして食べるんだよ」と答えたら「どうしてこの葉っぱを食べるの」「どうしてお粥なの」「どうして7日なの」と言われて返事に困ったそうです。
 
そこで、今回はお子さんの質問に困らない為にも、パパやママの名誉のためにも、そんな疑問にお答えするために、七草についてのお話をします。
 
 
 

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春の七草の意味や由来

 
春の七草の意味や由来は、中国から伝わってきた五節句(七草の節句、桃の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句)のひとつです。
 
1月7日に七種の若葉である七草をお粥に入れて無病息災を願って食べる風習が現在まで伝わり定着しました。
 
本来は、前日の1月6日に七草を摘みに行くのですが、最近では冒頭でもお話した通り、スーパーなどでお手軽に手に入れることが出来ます。
 
 

春の七草の種類

 
七草の種類を知らない方も居ると思いますので、まずは七草の種類をご紹介しますね。
 
■セリ(芹)
 
 香りが食欲をそそります。
 ビタミンが豊富で食欲増進、解熱作用、利尿作用の効果があります。
 
■ナズナ(薺)
 
 別名をシャミセングサ(三味線草)とも言います。
 一般的には「ペンペン草」と呼ばれ、昔はよく食べられていました。
 便秘、下痢止め、利尿作用や目の充血を軽減するなどの効能があります。
 
■ゴギョウ(御形)
 
 母子草(ハハコグサ)のことです。
 咳止めや、喉の痛みをやわらげてくれる効果があります。
 
■ハコベラ(繁縷)・ハコベ(蘩蔞)
 
 胃腸の疲れをとり、腹痛の薬としても用いられてきました。
 他にも利尿作用、消炎作用、歯痛や口臭予防効果があります。
 
■ホトケノザ(仏の座)
 
 別名をコオニタビラコ(小鬼田平子)といいタンポポによく似た草です。
 胃腸の疲れをとり調子を整えてくれ、鎮痛作用があるともいわれています。
 
■スズナ(菘)
 
 カブ(蕪)のことです。
 ビタミンAやCを豊富に含み、美肌効果や消化促進、解毒作用、咳止めなどの効果があります。

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■スズシロ(蘿蔔)
 
 大根(ダイコン)のことです。
 消化促進、利尿作用の他、咳や喉の痛みをやわらげてくれたり、体に抵抗力をつけてくれます。
 
 
 

春の七草の覚え方

 
冒頭のお子さんは覚えたいと言ってママを少しだけ困らせたと聞いたので覚え方についてもお話しますね。

春の七草の覚え方ですが、短歌調で覚えるといいですよ。
 
短歌調に「5・7・5・7・7」のリズムに乗って
 
「せり、なずな ごぎょう、はこべら ほとけのざ すずな、すずしろ 春の七草」
 
リズムに乗って、何回か詠んでいると、いつの間にか覚えちゃってますよ。
 
これならお子さんでも簡単に覚えられますよ。
 
大事なのは、リズムに乗る事、自分なりのリズムで大丈夫ですよ。
 
要は、覚えちゃえばいいんですから。
 
 
 

春の七草粥の作り方

 
1.といだお米を、お米の5~6倍程度の水と一緒に鍋に入れて30分程度置いておく。
 
2.七草をさっと茹でて(熱湯にくぐらせる程度)、水気を切って刻んでおきます。
 
3.鍋に蓋をして、沸騰するまで強火にかけます。
 
  沸騰したら吹きこぼれないように蓋を少しづつずらして40分ほど弱火にかけます。
 
4.刻んだ七草を入れ、塩で味をととのえます。
 
これで出来上がりです。
 
 
 

まとめ

 
今回は、七草についてのお話をしました。
 
七草の意味がわかった後に食べる七草粥はまた味わいが違うものですよね。
 
お子さまに質問されても堂々と答えてあげられるパパ、ママはかっこいいですよね。
 
七日の朝は、一年を健康に過ごせるようにお願いしながらビタミンが豊富なお粥を是非食べてください。
 
それでは、良いお年をお迎えください。
 
今回のお話が、お役に立てたら幸いです。

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