毎年、6月10日ごろには、梅雨がやって来ます。
今年も、そろそろ梅雨入りが近づいてきました。
今回は、そんな梅雨の前知識をお話ししましょう。
意外と知らない梅雨の豆知識
梅雨は、旧暦では5月になります。
「五月雨(さみだれ)」とは、この時期の雨をさします。
この時期に、どうして雨が降り続くのでしょうか?
この時期、東南アジアで見られる気象状況。
大陸の冷たい高気圧と、太平洋の暖かい空気がぶつかり、大気の状態が不安定になります。
そこで発生した梅雨前線が停滞するので、雨が続くのです。
雨の日でも、蒸し暑い日と涼しい日があるのは、ふたつの気圧のせめぎあいのためです。
入梅とは雑節のひとつ
「雑節」とは季節の移り変わりをわかりやすくあらわしたもので、主に農作業に深くかかわっています。
雑節には、「節分」、「お彼岸」、「八十八夜」、「入梅」、「半夏生」、「土用」、「二百十日」、
「二百二十日」などがあります。
「入梅」は、この「雑節」のひとつで、暦の上ではこの日から「梅雨」に入ります。
雨ばかりの天気で気分も沈みがちですが、このころから始まる田植えをする農家にとっては
恵みの雨ですね。
梅雨には、てるてる坊主その由来は
雨の日に吊るす、てるてる坊主ですが、その由来は、中国の「掃晴娘」と呼ばれる、
女の子のお話が由来だと言われています。
手に持った箒(ほうき)で雲を払い、晴れの気を呼ぶと言われています。
この「掃晴娘」をモデルにして、白い紙で作った頭に赤い服を着て、箒(ほうき)を持った、
女の子の人形を軒下に吊るして晴れを祈る風習がありました。
これが日本に渡り、僧侶(そうりょ)などが日乞いをしていたために女の子から男性の姿に
変化したと言う説があります。
これが、「照る照る法師(てるてるぼうし)」、「照る照る坊主(てるてるぼうず)」、
「日和坊主(ひよりぼうず)」などと呼ばれるようになりました。
梅雨になぜ梅の字が付くの
梅が丸々と実るころに降る雨だから「梅雨(つゆ)」。
「つゆ」と読むのは、「露」からの連想だともいわれています。
また、カビが発生しやすい季節でもあるので「黴雨(ばいう)」という別名で呼ばれることもあります。
梅雨には体にいい梅干しを食べよう
梅雨の時期は、じめじめして体調が悪くなることもあります。
そんな時は、時期でもある「梅」を食べるのもいいでしょう。
強い抗菌力を持ち、疲労回復に効果があるクエン酸をたくさん含んだ梅。
昔から、梅干しなどにして保存食として親しまれてきました。
最近では、梅を使ったレシピも多くあります。
是非、この時期には健康に良い「梅」を食べて梅雨をのりきりましょう。
まとめ
今回は、意外と知らない梅雨の豆知識についてのお話しをしました。
雨が続くと気分も沈みがちになりますが、お気に入りの傘やレインコート、長靴などで
おしゃれをして楽しんじゃいましょう
今回のお話が、お役に立てたら幸いです。
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