重陽の節句とは?その由来と行事食

      2016/08/02

9月9日は「重陽の節句」ですね。 えっ! 「重陽の節句」とは何ですか? って聞こえましたよ。

「重陽の節句」は、「桃の節句」「端午の節句」などと同じ「五節句」のひとつです。

そこで今回は「五節句」のひとつである、重陽の節句とその由来と行事食についてのお話しをします。

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重陽の節句とは

冒頭にもお話ししましたが、重陽の節句は「五節句」のひとつです。

「五節句」とは、
 1月7日「七草の節句」「人日(じんじつ)の節句」
 3月3日「桃の節句」 「上巳(じょうし)の節句」
 5月5日「菖蒲の節句」「端午(たんご)の節句」
 7月7日「笹の節句」 「七夕(しちせき)の節句」
 9月9日「菊の節句」 「重陽(ちょうよう)の節句」
の五つになります。

このうちの9月9日「菊の節句」が「重陽の節句」となります。

奇数は縁起の良い陽の数とされ、陽の極(一番大きな陽数)である「9」が重なることから9月9日を
「重陽(ちょうよう)」といいます。

日本には平安時代の初め頃から、宮中では観菊の宴が催されました。菊の節句、菊の宴とも言われています。

重陽の節句の由来

日本での重陽の節句の由来は、昔の中国から伝来したことに始まります。

古来より中国では、菊は邪気を祓い長生きをする効能があると信じられ、延命長寿の花としても知られ、
観賞用の花としてはもちろん食用、薬用としても利用されていました。

古来の中国では重陽の節句の日、菊の香りを移した菊酒を飲んだり、邪気を払い長命を願うという
風習がありました。
このことが日本に伝わり平安時代ごろに貴族の宮中行事として取り入れられ宮中や寺院で観菊の宴が
催されました。 菊の節句、菊の宴とも言われています。

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当時の観菊の宴は、中国から伝来したばかりの珍しい菊を眺めながら宴を催し、菊を用いて厄祓いや
長寿祈願をしていました。
これが時代とともに民間にも広がり、江戸時代から明治時代までは庶民のあいだでもさまざまな行事が
行われていました。

旧暦の9月9日は新暦では10月中ごろにあたり、新暦では9月9日には菊はまだ咲いておらず、
また、この時期は農繁期であることなどが重なり、残念ながら今では私たちの日常生活からは次第に
縁遠くなってしまいました。

重陽の節句の行事食

重陽の節句の時に食べる行事食はどんなものがあるのでしょうか?

そこで、重陽の節句の行事食をご紹介します。

重陽の節句と言えば、収穫の秋、味覚の秋にちなんだ料理ですね。

◆栗ごはん

 栗ごはんは、市販の甘栗を使うとカンタンです。
 ①米1合あたり4~6個、甘栗をむいて入れます。
  1合あたり小さじ1の塩を入れ、栗の分として1割増しの水を入れて電気釜で炊きます。
 ②炊き上がったらしばらく蒸らし、米と栗をさっくり混ぜます。

◆焼きナス

 ①ナスはガクの周りにぐるりと浅く切込みを入れ、火が通りやすくします。
 ②箸で持った時にふにゃりとするくらい、焼き網で十分に焼きます。
 ③氷水にとって、竹串などで皮をむき、汚れをサッととって冷蔵庫で冷やします。
 ④食べるときは醤油やポン酢でさっぱりと。かつお節やすりおろし生姜など、
  お好みの薬味とご一緒にどうぞ。

◆菊の花のおひたし

 ①食用菊の花びらを、酢少々を入れた熱湯でさっとゆでます。
 ②ざるにあげて水気を切り、食べる直前に醤油かカラシ醤油をかけます。

まとめ

今回は、重陽の節句とその由来と行事食についてのお話をしました。

日本人として、伝統行事が廃れていくのは悲しい事です。 今年は菊を鑑賞してみるのもいいですね。

今回のお話が、お役に立てたら幸いです。

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