ひな祭りの雛人形の由来や飾り方と片付けについて

   

3月3日は、ひな祭り(桃の節句・上巳(じょうし)の節句)ですね。
 
女の子の健やかな成長を願って、おひなさまを飾ってお祝いをする日です。
 
そこで、今回はひな祭りに飾るひな人形の由来や、その飾り方と片付け方についてお話しようと思います。
 
 
 

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ひな祭りの雛人形の由来について

 
古来、中国では、3月の初めの「巳の日(みのひ)」(「上巳(じょうし)」)に厄払いの意味を込めて水辺で体を清めていました。
 
これが日本に伝わり、土や紙の人形に穢れを移して水に流す「流しびな」の行事となりました。
 
この行事が徐々に発展し、平安時代には貴族の子供たちの間で「ひいな遊び」というお人形遊びに発展します。
 
これが節句の行事となり、江戸時代ごろから女の子のお守りとして人形を飾るようになりました。
 
 
 

ひな祭りの雛人形の飾り方について

 
ひな祭りの雛人形の飾る時期については、一般的には「立春」過ぎの大安の雨水の日が良いといいます。
 
また、遅くともひな祭りの1週間前には飾るのが良いとされています。
 
2017年では、2月19日(日)か2月25日(土)が条件に合う日となります。
 
また住宅事情の関係で長く出せない場合には、3月1日(水)も有だと思います。
 
ひな祭りの雛人形の飾り方もいろいろありますが、代表的な「親王飾り(しんのうかざり)」と「七段飾り」の2つのパターンをご紹介します。
 
 

雛人形の飾り方 親王飾り


 
お殿様である男雛(おびな)とお姫様せある女雛(めびな)が二人だけで座っているシンプルな雛人形飾りです。
 
コンパクトで場所をとらないないうえに飾り付けも楽なことに加え最近の住宅事情からも人気の雛人形飾りです。
 
親王飾りは、「平飾り」や「内裏雛(だいりびな)」とも呼ばれます。
 
地域によっても異なりますが、一般的には男雛は向かって左に置き、女雛を向かって右に置いて飾ります。
 
男雛と女雛の後ろに「屏風(びょうぶ)」を立てて、両脇に「雪洞(ぼんぼり)」を置きます。
 
その前方の向かって左側に「桜橘(さくらたちばな)」の「橘」を置き、向かって右に「桜」を置きます。
おひなさまは、京都御所の天皇様をモデルにしたもと言われています。
桜と橘は京都御所の庭に植えられているのです。
「右近の橘、左近の桜」と呼ばれ、二人を守る力があると伝えられています。
 
前方の中心に「三宝(さんぽう)」その左右に「三宝菱台(さんぽうひしだい)」を置きます。
 
「三宝菱台(さんぽうひしだい)」には菱餅(ひしもち)をのせ、三方には熨斗(のし)や紅白梅をさします。
 
菱餅は、白は雪、赤は桃の花、緑は邪気を払うヨモギの色を意味するといわれています。
 
 
 

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雛人形の飾り方 七段飾り


 
きらびやかな段飾りは、憧れますよね。
 
元禄時代には、武家の婚礼道具のひとつとして、その豪華さを競い合ったという話もあります。
 
これが、明治時代になると広く一般にも広がって行きました。
 
 
一段目
 
 内裏雛(だいりびな)の段です。
 内裏雛を並べます。
 
 一番の上段に座ることで地位の高さを表現しています。
 
 
二段目
 
 「三人官女(さんにんかんじょ)」の段です。
 
 両脇に立ち姿、中央に座り姿を配置します。
 向かって左から「銚子(ちょうし)」、「三方(さんぽう)」、「提子(ひさげ)」を持ち、
 お祝いの白酒を供する姿を表現しています。
 
 
三段目
 
 「五人囃子(ごにんばやし)」の段です。
 
 打楽器に笛という能楽のお囃子です。
 向かって左から「太鼓」、「大鼓」、「小鼓」、「笛」、「謡(うたい)」を表現しています。
 
 鳴り物の大きい順に並んでいて、笛や太鼓で結婚式を盛り上げます。
 
 
四段目
 
 「随身(ずいじん)」の段です。
 
 向かって左の「右大臣」は若く、力を司り人や家を守ります。
 向かって右の「左大臣」は文部両道の知性を持った老人です。
 
 二人の間に、菱餅やあられを置きます。
 
 
五段目
 
 「仕丁(じちょう)」の段です。
 
 いろいろなお世話をする係です。
 掃除に使う、箒(ほうき)、ちりとり、熊手を手に持つ場合や、
 大名行列の「沓台(くつだい)」や「台笠」、「立笠」を持つ場合があります。
 
 「泣き上戸」、「笑い上戸」、「怒り上戸」のトリオです。
 
 
六段目
 
 「嫁入り道具」の段です。
 
 「箪笥(たんす)」、「鏡台」、「長持ち」、「針箱」、「茶の湯道具」、「火鉢」など
 日常に使う道具を並べます。
 
 
 
七段目
 
 「嫁入り道具」の段です。
 
 「籠」、「重箱」、「御所車」などを並べます。
 
 
段全体に敷いた緋毛氈(ひもうせん)は特別な華やかさを演出すると共に、天然痘よけ、蚤(のみ)よけの意味があると言われています。
 
 
 

ひな祭りの雛人形の片付けについて

 
ひな祭りの雛人形の片付ける時期については、一般的には「啓蟄の日(けいちつのひ)」が良いとされています。
 
「啓蟄の日」とは、3月6日ごろを差します。
 
雛人形の片付けが遅くなると嫁入りが遅くなるということも言われており、そのためすぐに片づける方もいます。
 
ひな人形の片づけには、「整理整頓を考える」という意味もあるといわれています。
 
 
私的には、こだわらず雨の日や湿気の多い日を避けて丁寧に片づけるのがいいと思います。
 
ひな人形や小物は、デリケートで壊れやすいので、片づける時には布の手袋を付けることをおすすめします。 
しまう時には、よく埃(ほこり)を払ってから傷をつけないようにしながら柔らかい紙に包んで箱に入れましょう。
 
 
 

まとめ

 
今回はひな祭りに飾るひな人形の由来や、その飾り方と片付け方についてのお話をしました。
 
娘さんのためにも、楽しいひな祭りの時間をお過ごしください。
 
今回のお話が、お役に立てたら幸いです。

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