お歳暮の意味と由来 鮭を贈るのはどうして? お返しの意味は?

お歳暮

そろそろ、お歳暮を贈る時期がやって来ましたね。
 
そもそも、お歳暮って、何なのでしょうか? なんで贈るんでしょうか?
 
そんな疑問を持った方が多いようです。
 
そこで、今回は、そんな疑問にお答えするべく、お歳暮の意味についてお話ししますね。
 
 
 

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お歳暮の意味と由来

 
お歳暮の意味と由来についてお話ししたいと思います。
 

お歳暮の意味

 
お歳暮って、どんな意味なのでしょうか? まずはそこからですよね。
 
「歳暮」とは、そのまま読んで字のごとしで、「年(歳)の暮れ」のことを意味します。
 
「年の暮れ」=「年末」=「歳暮(さいぼ・せいぼ)」という意味になりますね。
 
お歳暮の意味が分かったところで、次は、お歳暮の由来についてお話しますね。
 
 

お歳暮の由来

 
お歳暮の由来についてお話ししたいと思います。
 
お歳暮の由来については諸説ありますが、一般的には、以下の説が言われています。
 
新年に、ご先祖さまの御霊と歳神様をお迎えするために、その子孫(子や分家)が、本家に集まる時に、
ご先祖さまの御霊にお供えする、塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などのお供え物を
持ち寄ったことに始まると言われています。
 
また、同じような話ですが、嫁いだ娘が年末にお正月のお供え物として、
塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などのお供え物を自分の実家に
贈ったことからはじまったとも言われています。
子孫(子や分家)が、実の娘だけに限定されて伝承されているのも面白いですね。
 
他にも、江戸時代の商売は基本的には掛け売り商売をしており、お盆の時期と暮れの時期の2回、
半年分の代金の支払いをまとめてしていました。
この支払いをすると共に日頃のお礼と感謝の気持ちと「新年も宜しくお願いします」という意味で
支払いと共に贈り物をしていたことに始まると言われています。
 
 
これらのことから、年の暮れに日頃からお世話になっている方に、これまでの感謝の気持ちと
今後もよろしくお願いしますと言う意味を込めて贈り物を贈るようになりました。
 
 
 

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お歳暮に鮭を贈る意味

 
お歳暮と言えば、鮭と思いつくほど定番ですが、お歳暮に鮭を贈る意味をご存知ですか?
 
元々は、「お歳暮の由来」でお話した、お正月のお供え物として贈られたことに起因しているのですが
鮭は、歳神様にお供えする祝い肴(いわいざかな)という意味を持ち、出世魚であり縁起物としての
意味も持ち好んで贈られました。
また、塩漬けされた鮭は日持ちすることからもお供えには適していました。
 
しかし、鮭はその名前から『サケル(裂ける)』を連想させるため縁起が悪いということから、
お清めの意味で、新しい藁(わら)で巻くようになりました。これが現在の新巻鮭となります。
 
こうして「縁起物」「祝い肴(いわいざかな)」「塩漬け」として神様にお供えするのに
もっとも適したお供え物として贈るようになりました。
 
 
 

お歳暮のお返しの意味

 
お歳暮のお返しについてのお話をしますね。
 
お歳暮のお返しですが、基本的にお返しは必要ありません。 基本的にはお礼状を出すだけで十分です。
 
しかし、贈ってくださった方が、上司だったり、目上の方だったりと気が引けるような方でしたら、
お歳暮の時期に間に合うようでしたら、お返しにお歳暮を贈るのもいいです。
もし間に合わないようであれば、「お年賀」として、1月7日(松の内)までに贈るのがいいでしょう。
 
お返しの品をお届けする前に、お歳暮を頂いたらすぐにお礼状は出しておきましょう。
また、お返しの品の金額は、頂いたお歳暮相当の金額とするのがいいです。
 
 
 

まとめ

 
今回は、お歳暮ついてのお話しをしました。
 
毎年年末に贈るお歳暮ですが、意外に知らない事が多いですよね。
 
一年間お世話になった方への感謝やお礼の気持ちと、これからも末永いお付き合いをお願いする
意味を込めて年末に贈るお歳暮。
 
今回のお話が、お役に立てたら幸いです。

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